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雑記、最近萌えたことについての文と、主に三次創作(二次創作物を元に書いた文)を置いていくブログです。
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ソードアートオンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア
公開初日に始発電車で映画観に行ってきました。

公開から日数経っているし、まぁ誰も来ないのでネタバレ全開で好きに書いていきますね。
 
観終えてから、ずっとミトの事が頭を離れなくて、ネット検索してみれば情報が無く、
原作は未読なので、アニメのみの知識しかないわけで、ミトが劇場版オリジナルキャラと知って驚いてしまいましたね。
 
こんなに気になるのは花菱美希以来だと思うんですよ。
ハッキリ言って、その気持ち、判断、選択。全肯定します。
辛い経験をしたものの、仕方なかったし、どうすれば良かったのかわからない。
回避する方法は後になれば考えられるものの、その時の精一杯の決断での行動に間違いはなかったはず。
非難なんて出来ないし、したところで何も変わらない。
モヤモヤを外に出すという意味で、pixivに投稿する。
リアクションが嬉しかったりで、さすが人気タイトルだなぁ…って思うね。




to Asuna


ごめん。
本当に ごめんなさい。

『絶対にアスナを護るから。』

あの時のやくそくを守れなかった。
どんなに言葉を重ねても、もう元には戻れないかもしれない。


どうすれば良かったのか? どう行動するのが最善だったのか?
ずっと考えているけれど、答えがまだ出ていない。

不幸がたまたま続いたのだとしても、あまりにタイミングが悪い。
時間を巻き戻したい。やり直せるものならそうしたい。できたならどんなに良いか。
ドコから間違えてしまったのだろう?

アスナから離れ、レアモンスターを追わなければ?
崖下に落ちることがなければ?
何度落ちようと崖を這い上がっていれば違っていた?

わからない。

そもそもリトルネペントを狩りのターゲットとしたのが間違いだった?
「実つき」を攻撃してしまったアスナはゼッタイ悪くない。
そんな事故があっても殲滅できる力が無いのに戦いを挑んだわたしが悪いのだから。
命が懸っているゲームだからこそ、もっと慎重になるべきだった。
自分だけではない、アスナの生命を預かっているという自覚が足りてなかった。
何度でも謝らせて。
ごめんなさい。 


1ランク敵のレベルを下げてでも、経験値が思うように溜まらなくても、
背中を預けて、共に戦って、一緒に確実に強くなる道を選ぶべきだったのかな?と今は思ってる。
アスナの成長が著しくて、どこまで強くなるのか、さらに先を見たいと気が急いでしまったのかも。

 

パーティ離脱した件。

怖かった。ひたすらに恐ろしかった。
自分が仮に力尽きた時、アスナに知られて、アスナがショックでマトモに戦えなくなる事。
わたしのせいで危険な目に遭ってるのに追い打ちをかけること。


――ちがう。

もしも、アスナのHPが無くなってしまったら
アスナが消えてしまったら

そう考えてしまうと目の前が真っ暗で冷静になんていられなかった…

そんなのを見たくない。

わたしは 

わたしには耐えられなかった。
その可能性の高まりと追い詰められた現状に。


逃げた。
全力で逃げた。
すべてから 必死に逃げ出した。

軽蔑されても仕方がないことをしてしまった。
自分のことしか考えられなかった。
わたしは、わたしが思っている以上に弱かった。
よわくてよわくてよわくでどうしようもない存在だった。

 


今、頭を冷やして考えれば、アスナの気持ちを想像しない愚かな行為だったと後悔してる。
わたしの事より、アスナの気持ちを優先するべきで、いかにショックを受けたか、裏切りと思われたか理解できる。

守ると言いながら、どんなにアスナに寄り掛かって、助けられてきたか。
いかにアスナとの日々が幸せで、大切で、かけがえにないものだったか。
背を向けてしまって、初めて身に沁みている。

本当に 本当にごめんなさい。


アスナに会って謝りたい。
もう一度並んで歩きたい。
これからのことを話したい。

どんなことでもする。なんだってする。アスナの力になりたい。

 

   あいたい。

 

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あれから何日か過ぎ、宿屋で悶々と過ごして、メール文を書いては消した。
生きている。ゼッタイ生きている。生きていて…ほしい。
願い続け、祈り続け、そうであってくれたら何もいらない。

悩んで唸って考え込んで、どうにか書き切った。

だけど、

送信ボタンが押せない。


『メール文を削除しますか?』の問いに『OK』を押す。


返信が来なくても当然とは思う。
それでも届くならいい。

もし、万が一、宛先が存在しないと言われたら…と考えると行動できない。
それこそ、揺るがない死を意味するから。

パーティを離脱さえしなければ、安否の確認はたやすいことだった。
いまさら悔やんでもどうにもならない。

帰ってくるのでは?と滞在している宿屋にいつまで居よう?
甘い考えだとはわかっている。
愛想を尽かされたなら、戻ることも無いのに。


わたしはこれからどうしたら?
もしも…?の可能性に振り回されて動けない。
アスナがそうであったように、前に、ひたすら先を目指すべきなのか?
生きてさえいてくれれば、何処かで会えるかも?

微かな希望。

アスナの死。それは絶望的でも決定事項ではない。
ヒザを抱えてうずくまっていても、好転することはない。

たとえ小さい希望だとしても諦めきれない。

――アスナ 生きていて!

 

わたしはもっと強くなる。
フロアボスに負けないくらいに強く!
アスナを今度こそ護りぬけるほどに強く!
そして、いつかクリアを目指せれば!と思う。

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