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雑記、最近萌えたことについての文と、主に三次創作(二次創作物を元に書いた文)を置いていくブログです。
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元々このブログの拍手のトコに置いていたんですが、
加筆してpixivに上げました。
御覧になった人いないんじゃないかと、一応こっちにも置いときます。
言ってみれば2014年版って感じでしょうか?
投稿したタイミングなのか、比較的反応良くてビックリしたり…。

「ほのか」の家にやってきた『なぎさ』の話。
文字数1535




『やっぱり黒髪のほのかは着物姿が似合うね。惚れ直すよv』
『大和撫子って言うの? 品良く清楚な雰囲気でドキッとしちゃった!』
「ありがとう。なぎさv」
「あまり着る機会が無いけれど、お正月くらいは…ね」
「私も着物を着ると身が引き締まるように思うわ」
「なぎさも着てみる? 着付けてあげるわよ?」
『緊張しちゃいそうだし、いいよ~』
『それはそうと――』
「どうしたの?」
『…ほのか、姫初めって知ってる?』
「もちろんよ♪ (にっこり)」
『じゃあさ…』
「なぁに?」
『 しよv 』
「いいわよ。準備がいるから、待っててねv」
『うんうん! 正座して待ってるvv』

 

「おまたせ~」
『待ちくたびれちゃったよぉ~』
「はい、どうぞ。なぎさが知ってるなんて意外ね」
『………。』
『え~と…、コレって?! 何??』
「姫初め。でしょ? 姫飯(ひめいい)よ、柔らかく炊いた御飯。」
『わたしが知ってるのと違うかな~。なんて…。』
「食べないの? じゃあ、お洗濯手伝ってくれるの?」
『え~と、ほら! その、わかるでしょ?』
「諸説あるけれど、他に有力な説は――」
「乗馬初め…は無理でしょう? 衣服を縫い始める日っていうのもあるわ」
『んもうっ! ほのか、わかってて言ってない?』
「え? なんのことかしら~ (にこにこ)」


『いいもん、いいもん♪ ほのかがそのつもりなら帰ろうかなぁ~』
「足元に気をつけて帰ってね♪」
『えーっ!?』
「なに?」
『ほのかぁ~。ごめん、わたしが悪かったよぉ~』
「なぎさは今日、うちに何をしに来たの?」
『ほのかと姫初めしに!』
「違うでしょッ!!」
『うん。ほのかと、おばぁちゃんに新年の挨拶をしに来ました。』
「それで、二人で決めていた予定は?」
『一緒に初詣に行く』
「その後、あかねさんの所へ挨拶に行くんでしょ?」
『うん。そうだった…』
「ちゃんとわかっているじゃない。なぎさ」
『だってぇ~、ほのかがいつもに増して綺麗で、キュンとしたんだよ!
 ドキドキしちゃって、我慢できなかったんだもんv』

「――もう なぎさったらv」 
「でも考えてみて。着物は着崩れたら、また着付けなくちゃいけないでしょ」
『うん。』
「これから出掛けるのに、もし濡れたりしちゃ困るでしょ! だから…――」
『だから?!』
「今日すること、しなくちゃいけないことをみんなしてから、なら…v」
『ホント? いいの~vv?』
「ええ。私だって…、なぎさとそういうコト したいvって思うことはあるわよ」
「だからといってお昼から、予定を放って――なんてダメよ!」
『予定が無かったらいい?』
「………(こくり)」
『ほのか~~vv 可愛いッッ 大好きvv』
「きゃっ!! だめっ、ダメって言ったでしょ~!」
『ちょっとだけっv』
「ちょっとって??」
『おねがい ほのかぁv』
「えぇっ! あんっv そんな所に手を入れないで!!」
『あれっ?! あ~そうか。着物だから…。ふ~ん…』
「もうっ!! なぎさっっ! 待って! ホントやめて~。ね、聞いてる?!!」
『止められないよぉv もういっぱいいっぱいだもんv』
「えぇ~~~~! もっと、こう、雰囲気とか、あるでしょ」
『ほのかの魅力には何も太刀打ちできないよ!』
「そ、そんなこと言ってもダメなんだから~~!」
『耳まで赤くなってるよ、ほのか可愛いすぎるvv』
「うぅ~~v もうっvv」

 

 トントン♪
「――な ぎ さ さん。これから初詣って聞いていました。」
『は、はひぃ。ごめんなさいっ。』
「お、おばぁちゃま?!」
『………』
「………」
「うふふ おあずけ ね♪」

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