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雑記、最近萌えたことについての文と、主に三次創作(二次創作物を元に書いた文)を置いていくブログです。
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別のネタでの更新を考えてたのですが、なんとか間に合って
pixivに投稿したので、こっちにも。
ほむら改変後の「さやか」と『杏子』のバレンタインデー話です。
基本、ヘタレな杏子になってしまうんだよね…。

 文字数3156



いつもの公園…

『なぁ…さやか コレ、やるよ!』
「ん? ありがと。へぇーこれってもしや、バレン――」
『ち、ちげーよ! カン違いするなよ!』アセッ
『いっぱいあるから、さやかが欲しいなら一つくらいあげてもいいかなって思っただけだ』
「ふぅ~ん ま、そう言うならもらっといてあげる♪」
「でもなぁ~ それじゃあ、残念ながらこのチョコはいらないんだろうね~」
『――!!?』
「今日ってバレンタインじゃない。杏子にあげようと用意したんだけど。」
「配るくらいあるんじゃ、さらに増やすわけにいかないもんねw」
『え~っと、あの、なんていうか…』
「なぁに? 何か言いたいの?」
『………』
「ん?」
『…ほしい、かも…』
「かも、って。素直じゃないな~。食べちゃおうかな~♪」チラッ
『…う~』
「どうしたの? 食べちゃっていいの?」
『…うぐぐ』
「もうっ 食べるからね!」
『――!!』
『まて待て! あたしの負けだ。』
「さっさと言えばいいのに」
「それで、どうしたいの?」
『どう…って?』
「言わないとわかんない。」
『………』
「………」
『…さやかぁ チョコ くれよぅ』
「くれよ?」ギロッ
『くださいっ!!』

「――はいっ コレ。」
『え?!』
『さやか、どういうことだよ。あたしがあげたのじゃなくってさ…』
「やりなおし。」
『へっ?』
「ほらほら、ちゃんとはじめから言いな」
『………』
「あんたの気持ちが聞きたいな~って思うのよ」
『わかってんだろ! あたしの気持ち。』
「まぁ ね。」
「でも、確認したいじゃない。偽りとか誤魔化しじゃない杏子の気持ちを、さ」
『は、恥ずかしいだろ! まともにさやかの顔見れなくなる…』
「いいじゃない。わたしだって恥ずかしいわよ」
『なら なんで』
「杏子が素直じゃないからいけないんでしょーが!」
『わかったよ。一回だけしか言わないぞ。』
「えぇ。ドンと来なさい。」

『――コホン。』
『さやかっ! ちょ、チョコあげるからチョコくれよ』
「はい、リテイク。そっぽ向かない!」
『えぇ~~~!!』
「わたしのチョコあきらめる?」
『…ほしい。』
「じゃ、もう一回。」

『あたしのチョコとさやかのチョコを交換してくれ!』
「だめダメ。うつむいて出されても困るっての。それにニュアンス変わってない?」
『だって、そういうことだろ!』
「だけどさ~。あんたの気持ち、告白はドコ行ったのよ?」
『わかんね~よ。どう言えってんだよ?』
『恥ずかしいし、このままやってたら顔から火が出て倒れるぞ。あたし。』

「あ~… もう、話が進まないじゃない。」
「うん。しょーがないから、先にさやかちゃんがビシッとあんたに渡すから、
 ちゃんとあんたもわたしにくれること。いい?」
『お手本か、いいぞ。』
(まったく…杏子ときたら。)

「それでは改まって―― コホン。」
『………』
「普段はついケンカ腰になったり、ムキになっちゃうけど――」ドキドキ
「――わたし 杏子が好きv」
「バレンタインチョコあげるから、大事に食べんのよ!」
『あああぁっ… もうっっ』キュンキュン
『けっこんしてくれ さやかぁーーー!!!!』

 がばぁっ (抱きつき)

「うわぁ~~!! ちょっ、まて! まちなさいッてば杏子!!!」
『さやかさやかさやかぁvv』
「落ち着きなさいって!」

 びしっ!! (手刀をくらわす) 

『なんだよ さやか…』
「色々スッ飛ばすんじゃないの!!」
『いいじゃんかよ。』
「よくない!」
「チョコの件と告白の件をハッキリしなさいよ」
『じゃあ…』
「うん。」
『さやかをたべたいv』
「チョコは!!? たべさせないし。」
「…んもう、あたしってホントばか。」

「ちょっとそこ座りなさい。」
『おう』 チョコン
「杏子はわたしのこと――」
『す、すき。』
「えぇ すすきね。今日は何の日?」
『バレンタインデー』
「杏子が手に持ってるのは?」
『………。』(両手を見せる)
「………。」
「チョコどこいったのよーーーーー!!!!」
『さぁ?』
「なにほっぽりだしてるのよ!」
「その辺に落ちてるの?」
「あんたも探すの手伝いなさい!」

 

『おかしい…。そんな遠くに飛ぶってこと無いだろうし…』
「あったーーーー!!!」
「こんな所にあるとはね~。やれやれだわw」
「はい。もう、とにかくなんでもいいから。これで最後にしてよ!」
「日も暮れるし、寒いし」
『なんかごめん…さやか。』
「いいっていいって。」

(少し落ち着いて、ちゃんと言えばいいんだな――)
『すぅー はぁ…』
(よしっ)

『え~と…』
『こんなあたしを好きになってくれて、ありがとう』
『――今とっても幸せなんだ』
『このままずっと続けばいいなぁ~って思ってる。』
『 さやか 好き だ!
 チョコ もらってくれよ』

「うんっ!v」
「もー はじめからそう言えばいいのに。」
「よくがんばった! よしよし。」ナデナデ
『うっわー 顔が熱い。こっち見んなよっ!』
「はいはい。」

「あ~、誰かのせいでもうクタクタだわ~」
『悪かったよ。だけどこの性格は簡単に治んないぞ!』
「そんなの知ってるわよ。もう慣れてるし。」
「それに――
  ずっと 一緒にいてくれるんでしょv」
「ならガマンしてあげる」ニッコリ


『さやかぁ』
「な、なによ」
『…食べてもいいか?』
「んなっ! だからッ こんな所じゃダメって――」
『…もうお腹減って、チョコでも腹に入れないとペコペコなんだ』
「あ、あぁ、うん。あんたにあげたんだからいつ食べても自由よ」
『そっか、そうだよなー』
(…ふぅ 焦った。)


『バリバリッ むしゃむしゃ』
「それ食べたら帰るわよ。」
『おう。このチョコうまいな!』
「でしょでしょ。あんたの場合、質より量かなって考えたんだけど、
 こんな時くらい美味し物にしたいじゃない。」
『――うっ!?』
『…あたしがあげたの、そこらのチョコだ…。うわぁ…』
「暗い顔するんじゃないの! わたしは杏子からもらったっていう事が嬉しいんだから。」
「気持ちも伝わったし、あんまし気にしなくていいから。」
「あっほらっ 口のまわりチョコついてるし。ジッとしてなさい。」
「………」フキフキ
『悪い。ありがと…。』
「しおらしい杏子もこれはこれでw」ニヨニヨ
『あーもう、あたしもなんか疲れた。帰ってゆっくりしたい。』
「あんたが言うな!」
『しょーがねーだろ! 疲れたもんは疲れたんだ! とっとと帰るぞ』
「ふぅ…。まったく…」


『ほら、行くぞ!』

 ぎゅっ(手繋ぎ)

「わかってる。っていうか、わたしの家であんたは居候でしょ!」
『細かいこと言うなよ』
「細かくないんだけど。…まぁ、いいわ」
「杏子 今晩何食べたい?」
『ん~…』
「面倒なのじゃなけりゃいいわよ」
『じゃ、さやかv』
「それはもういいからww」
『え~~~!』
「え~~~!じゃないわよ!!」
『なんでもいい』
「それが困るから聞いてるのに。」
『さやかが食べたいものにすりゃあいい。』
「へー、そう来ますか」
『変なこと言ったか?』
「ううん。文句言っちゃダメだかんね」
『言わねーよ』
「ほんとにぃ?」
『あぁ。何でもこい』
「助かるわ ありがと」
『がっつり食べれるのなら何でもいいぜ』
「わかったわよ。杏子にも手伝ってもらうからね」
『まかせろ』
「杏子が好きそうでわたしが作れる物ね。何があったかな?う~ん…」
 (肉じゃが? シチュー? カレー? 結局、手間掛かるんじゃ…)

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