ある日の『なぎさ』と「ほのか」の話です。
ベッドの上で、なぎさからほのかにおねだりが始まったようですが…？
文字数1801
『ほのかぁ～ もう一回シようよ～ｖ』
「ダメよ。もう寝ないと…。」
『一回！ あと一回だけでいいから…ねｖ』
「さっきそう言ってもう三回したじゃない。また明日にしましょ？」
『え～ 今がいいよー。やっとコツがわかりかけてきたトコなのにぃぃ』
「時計を見てみて、なぎさ。今何時？」
『２時…ちょっと…。』
「起きる時間は？」
『７時前…。』
「なぎさ起きられるの？ 私は知らないわよ？」
『起きる！ 気合いで起きる！！』
「いっつもそう言うけど、いつだって私が起してる気がするんだけど…？」
『今日は自分で起きるから！ 約束するから～』
「もうっ なぎさったら…」
『ね、お願い。ほのかぁｖｖ』
「わかったわ。本当に一回だけよ。それで寝ること。」
『わーい！ ほのか大好きｖｖ』
「さ、始めましょｖ なぎさ きてｖｖ」
『今度こそ ほのかを泣かせちゃうからね！ 覚悟してよ』
「それは愉しみねｖ」
『まずはこんな感じに…』
「………」
『こう…』
「う～ん…」
『どうかな…？』
「………」
『あれ？』
「なぎさ、こっちからの方がいいんじゃない？」
『わかってるよ！ 言わないでよー！』
「ほんと？」
『余裕ぶってるのは今のうちだからねっ』
「そうだといいんだけど♪」
『………』
「………」
『これでっ こう！ どう？』
「う～ん… もう少し頑張って」
『そんなこと言われたって…』
「ふふふ♪」
『じゃあ、こう――しちゃうんだからっ！』
「うん、そうｖ いいんじゃないｖｖ」
『ホント！？』
「その調子よｖ」
『ここ… こんな感じで。』
「あまいわよｖ」
『――えっ！ ちょっちょっと！！』
「どうしたの？（にこにこ）」
『まって、ほのか！』
「待たないわｖｖ」
『えぇ～～っ！！』
「さぁ、なぎさ、しっかり！」
『しっかり――って！ その手…』
「ん？ どうかしたかしら？」
『わたしが今、攻めてるんだからー！』
「私だって黙っていられないわｖ ほら、なぎさ。手が止まってるわよ♪」
『うわわっ！！』
「なんとなくじゃダメよｖ よく見てどうしたらいいか考えるの」
『う～～～』
「私の方から行くわよ♪」
『ほのかっ！ ダメッ！』
「シようって言ったの、なぎさでしょｖ」
『そうだけど～』
「えいっｖ うふふｖｖ」
『あっ、嫌ッ！ ソコはやめてーー！！』
「だぁ～めッｖｖ」
『お願い！ おねがいだからぁ』
「降参しちゃう？」
『しないよ。けど…』
「…けど、何？」
『手を抜いてよっ！』
「ごめんなさい、なぎさｖ ココで言われても止められないわ♪」
『えぇぇ～～～！！』
「せめて、一気に決めちゃうからｖｖ」
『そんなぁ～～』
「こっちから…と――」
『うぅぅ…。もう、ムリだよぉ』
「ふふふっ♪ ――ココもっ」
『あっ！ あぁっ！！』
「これで終わりよっ！！！」
『そんな ことしたら、真っ白になっちゃうよーーー！！！』
「なって なって～～ｖｖ♪」
『ああぁぁぁぁーーーーーーーっ！！！』
「ひとつ ふたつ みっつ よっつ。」
「残りは全部白♪」
「はぁいｖ 今回もなぎさの負けねｖｖ」
うぅぅ～。なんでほのかそんなに強いのさーー！！
「なんでって言われても…。」
「――そうね。いくつかコツがあると思うんだけど…。」
「はじめのうちから攻めるのはいいけど、先を考えないとダメよ。」
「不用意に置くと、後でみ～～んなひっくり返しちゃうんだからｖ」
『うぅぅ…』
「あとは角を取ることを意識するの。」
『うん…』
「オセロは、大会も段位認定もある立派な競技でもあるのよ。」
「囲碁や将棋と一緒ね。」
「本気で勝ちたいのなら、勝ち方や定石を勉強する必要があると思うの。」
「ほんのちょっとだけなら私も教えられるけど、そこまでオセロ好き？」
「ブラックとホワイト。」
「黒と白。」
「なんだか私達と縁がありそうな気もしなくもないけど…」
『すぅ… すぅ…』
「――あら？ なぎさ、寝ちゃった？」
「もうっ なぎさったらｖ」
「おやすみなさい。」
チュッｖｖ
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はい。いつも通りの話です(ﾟ∀ﾟ)
眠りにつく前のひと時に、携帯オセロゲームをなぎさが出してきたと思ってください(´∀｀;)
二人がオセロする前に何をシてたか？は、ちょっと私にはわかりません(*´д｀*)
