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雑記、最近萌えたことについての文と、主に三次創作(二次創作物を元に書いた文)を置いていくブログです。
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母の日話をもにゃもにゃ考えていまして、お蔵入りしてたモノに加筆し始めたのが今日。
…うん。もう少しなんですけど…ね(´ヘ`;)

なぎさとほのかの話です。

連休明けの帰り道。
 

『ねぇ ほのか~。母の日のプレゼント、何がいいと思う?』
「そうね…。お花が定番だけど、毎日使えるようにエプロンとかどう?」
『う~ん…。今月、お小遣いピンチなんだよね…』
「まだ10日にもなってないわよ?」
『ん~…。お金かからない方が助かるかも』
「市販品を買うんじゃなくて、作るのはどうかしら?」
「生地やボタン用意できれば教えてあげるわよ。」
『わたし不器用だし、うまくできるかなぁ…。』
「出来栄えは関係ないわ。気持ちが大事よ。」
『そうだね…。』
「………。」
『エプロンは悪くないけどさ。もうちょっと、ビックリさせれるものないかな?』
「普段しない事っていうのなら…。なぎさが夕食を作る。っていうのは?」
『あ、いいかもッ! でも、…美味しく作る自信ないなぁ。』
「………。」
『――いいコト思いついた!!』
『ねぇお願い! ほのかも手伝ってv』
「えっ?! それはいいけど、あくまでなぎさがメインよ。」
『わかってるってv』
「献立を考えないといけないわね…。(なぎさができそうな物で)」
『ありがとう。ほのかぁv だいすきっvv』

  ぎゅっvv

「キャッv …もう、なぎさったらぁvv」

 

 


母の日当日のショッピングセンター。


『え~と、レタスはこれでいい?』
「こっちの方がいいんじゃない? 緩やかに巻いて若々しいのがいいの」
『うん、ならそれにする。』
「あと、他には――…」
「玉ねぎも買わなくちゃね…。」
『え~、やっぱり入れるの…?』
「玉ねぎ無しのハンバーグって聞いたことないわよ。」
『そうだけど…。』
「美味しく作ってお母さんに喜んでもらうんでしょ? 
 ここで好き嫌い言ってちゃ、ダメよ!」
『うん。がんばろ…』
「人参はカゴに入ってるし…、野菜はこんなところかしら? あとはお肉ね。」
『ハンバーグの合挽き肉。肉じゃがの牛肉…』
『シラタキは入れる?』
「なぎさが入れたいなら入れましょう」
「その家ならではの味付けがあるし、具材もあると思うもの。」
『あ~、でも、ほのかに教えてもらうんだから、ほのか家の作り方と味付けがいいなv
 ほのかの作る肉じゃが、ホントに美味しいもん。』
「ありがとう。なぎさも必ず美味しく作れるようになるわよ」
『――だといいけど…』
「大丈夫v できるまで教えるから♪」
『え゛っ?!』
「………(にこにこ)」
『あっ! お肉これがいいんじゃない?』
「うん…。でも、こっちの方が色艶がいいみたい」
『値段はこれが安いよ! 量が多い方が良くない?』
「う~ん、なぎさが気に入ったならそれにしましょv」
『ほのかと一緒だと食材選ぶのも楽しいねv』
「なんだか新婚さんのお買い物みたいで、私も楽しいわv」
『そう…?』
「そうよv うふふ…」



 

なぎさ宅キッチン。
 

「ほのかさん、本当に手際が良くって、なぎさとは大違いね。」
『そんなのしょ~がないじゃない。わたしはほのかとは違うんだもん。』
『ぶ~~!』
「大丈夫よ、なぎさだってスムーズにこなせるようになるわ。」
「ほら、お湯が沸くまでにこっちの下準備よ。」
『は~い。』
「なんだか娘がもう一人出来たみたいで嬉しいなぁ~。」
「雪城さんはいつお嫁に来てくれるんだい?
 すぐにだっていいんだよ?」
「――えっ!!?」
「は雪城(はやくしろ) ほのかに 愉しみにしてるぞw なんてな~!」
「うふふふふ。お父さん、面白~い♪」
『いやいや、それすごく苦しいってば!!』
「あは あはは…」
『ほら、ほのか困ってるじゃない!』
『もうっ いつもこんな調子なんだから参っちゃうよ~。』
「でも、楽しいお父さんじゃない。(どきどき)」

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