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雑記、最近萌えたことについての文と、主に三次創作(二次創作物を元に書いた文)を置いていくブログです。
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6月らしい話をうpしたいなぁ~って思いますが、
ちゃんと書き切っていないものだから、表に出しにくいんですよね。

とりあえず、冒頭のシーンだけでも上げようと思います。



「――それでさぁ~ わたしおっかしくって、笑うの我慢できなかったよww」
「ふぅ~ん、私も見たかったなぁv」
「ほのかも見てたら、絶対笑ってたよ! 保障する。」
「そんなに?」
「うんうん!」
話に花が咲く。
「なぎさ、ほのか。ちょっといいかな?」
日常風景なタコカフェで他愛のない話してたなぎさとほのかに声をかけるアカネ。
なぎさ「なんですか?」
声の方を向くと、ニコニコ顔がそこにあった。
「あのね、アルバイト――って言ってもただのモデルなんだけどさ、撮影スタジオのPR用に写真撮りたいそうなんだ。」
「知り合いを二人紹介して欲しいって頼まれたんだけど、ナカナカ適役がいないんだよね。」
「あんたら二人にお似合いの写真だから、ちょっと手伝ってくれないかなぁ~? アルバイト代はずむよw♪」
「どんな写真なんですか?」
マユを曇らせつつジッと視線を送るほのか。
「成人の日の振袖モデルとかですか?」
なぎさも興味あるもののどんなものかピンと来ない。
「あ~ それもいいね。でも、今回は違うんだよ。」
ひとつ頷いてから答えるアカネの言葉は、二人の予想を越えていた。
「新郎新婦。ウエディングドレスと燕尾服の仲睦まじいのがいいんだって」
「「――え~~~~~っ??!!」」
それぞれ目を丸くして、声が重なる。
「あの、それはオトナの人の方がいいんじゃないですか~?」
動揺を隠せないなぎさ。
「私達よりもっと別の――普通のカップルを写すべきじゃないですか~?」
ちょっと身を引く様子で訊き返すほのか。
「なぁ~に、ロミオとジュリエットの時の二人。決まってたじゃない! 大丈夫だって!」
「それに、あんたら二人は絵になると思うよ」
褒められるとまんざらでもない気持ちになってくる。
「そうかなぁ~ ほのかはどう思う?」
照れながら話を振る。
「いいのかなって不安はあるけど、私、なぎさと写真撮ってもらいたい。」
「折角の話だし、こんな機会はそうあるものじゃないもの。」
ぎゅっと拳に力が入る。
「それもそうだね。ほのかと一緒なら、何だって上手くできそうだし!」
ほのかを見詰める瞳に迷いは無くなってた。
「そうかい。いや~助かるよ! OKって返事していいんだね?」
「アテが無くって、わたしと誰か…なんてことになりそうで参ってたんだよ…」
「ほんと助かったよぉ~。今日はわたしのオゴリってことでいいからねw」
「ありがとうございます。」
ぺこり頭を下げるほのかと
「じゃあ、たこ焼きもう一皿いいですか?」
遠慮なく注文するなぎさ。
「もう なぎさったらぁ…」
苦笑してしまうほのかだった。
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