反論は受け付けていません(゚∀゚)アハハ
「ほのか」と『なぎさ』の話です。
文字数1259
14日朝
『おはよー ほのか』
「おはよう なぎさ」
『今日はね。もう、何でもほのかのお願い聞いてあげちゃうよv』
「なになに? どうしたの?」
『だってほら、今日はホワイトデーだよ!』
「??」
「バレンタインデーで、私もチョコもらったからお返しとかいらないわよ?」
『そうじゃなくって、今日はホワイトの日! ほのかの日ってことだよ』
「それ、強引じゃない?」
『そんなことないよー。』
「…お願いって言われても困ってしまうわ」
『じゃあねぇ どっか行きたいトコとかない? 放課後に出掛けようよ!』
「う~ん…」
『たとえば――デパ地下の試食コーナーとか、ケーキバイキングとか~』
「それ、なぎさが行きたいだけでしょ?」
『バレた?』
「もう なぎさったら…v」
「ともかく、今日の授業をキチンと受けて、それからよね」
「放課後までにたっぷり時間あるし、少し考えさせて。」
『うんうん。図書館でも映画館でもエンリョしないで言ってよね!』
放課後
『でさぁ~ ね、決まった?』
「うん。一応…」
『ほら、時間がもったいないよ、しゅっぱーつ!!』
ぐいっ
「ちょっと、そんな急がなくっても」
『ほのかの好きな所に早く行こう! ドコへでもお供するからっ!』
『まずは学校を出て、それからだよね?』
「ええ、そうだけど」
『走り出した気持ちは止められないよぉ! ほらほらぁ』
「んもうっv」
電車を乗り継ぎ、見慣れた光景
タコカフェ?と思ったけど通り過ぎ
ふらり、コンビニに立ち寄る
『そろそろ教えてよ、ほのかぁ。この辺なぁ~んにも無いんじゃない?』
「そんなことないわよ。私の一番落ち着く大好きな場所まで、もうちょっとよv」
『う~ん、あとは公園くらいじゃない? 家に着いちゃうよ?』
「うん、私。なぎさの部屋に行きたかったのvv」
『いっつも来てるじゃん。せっかく、ほのかの日なのに普段通りじゃない?』
「だって、好きな所に連れて行ってくれるんでしょう?」
『そうだけど…、――ホントにいいの?』
「ええ。なぎさの部屋でなぎさに甘えたい…――んだけどv だめ?」
『いいよいいよv 大歓迎だよッ』
「よかったぁ~。断られたらどうしようって思ったわ」
『ん~… でもね。お母さんは買い物で留守かもしんないけど、亮太帰ってくると思うな~』
「それはおうちだもの。帰って来ないとおかしいわ」
『今日はちょ~っと落ち着かないかもしれないなぁ~』
「平気よ。長居はしないつもり」
『………。』
「あ! もしかして…」
『ちがうちがう! えっちなコトとかコレっぽちも考えてないから。』
「そんなこと一言も言ってないわよ」
「――部屋の片づけ、してないとか?」
『う゛っ!!』
「大丈夫。手伝うからv ね」
『よろしくお願いします…』
「うふふふ」
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さて、ほのかはなぎさにどんなふうに甘えたのか、
掃除にどのくらいかかったのか…想像にお任せしちゃいます(笑)。