今年はおめでとう!って言えて良かった(〃▽〃)
そんなヒナギクと美希の話
生徒会室にヒナギクが一人な事を確認し、カチャリ後ろ手で鍵をかける。
「今日も仕事なのか? 生徒会長さんは大変だな」
「そうなのよ。まいっちゃうわ」
「あら、美希がリボン付けてるなんて珍しいわね」
「あ~ うん。今日は特別な日だからな」
「そうなんだ…」
「それは置いといて、誕生日おめでとう ヒナv」
「覚えてくれてたの?」
「このわたしが忘れるわけないだろッ!」
「誕生日プレゼントを用意したんだが、もらってくれるか?」
「嬉しいわv なぁに?」
「ふふ、見て驚くといい!! (ぬぎぬぎ…)」
「何?! ちょっとなんで脱ぐわけ~~!!」
「じゃ~ん!! 私がプレゼント☆――とか、ダメ?」
「ダメって言うか…。もー! なんて格好してるのよ////」
「ほら… 裸リボンは基本だろ?」
「かなり苦労したんだぞ! 自分にリボン巻くの難しくって…」
「あ、だからリボン見えてたの? まったく~」
「そうだぞ! このリボンをほどくと大変なことになるぞ」
「へー。コレをね♪ ふ~ん」
「待て! いや、やっぱり、うん。止めておいたほうがいいな」
「そうでしょ。まぁ、気持ちだけ、いただいておくわv」
「………」
「…――冗談はそのくらいにして…」
「ほい! こっちがホントのプレゼントだ!」
「はじめから素直に渡しなさい」
「ははは… いいサプライズだったろう?」
「ありがとう 美希」
「…うん。」
「………」
「そうだわ! 美希をちょうだいvv」
「な、なにぃ?!!」
「言い直すわ。少し美希の時間をもらえない?」
「人手が足りないのよ。手を貸してくれると助かるんだけど」
「あぁ いくらでも貸すぞ」
「卒業式は終わったけど、新年度に向けて雑務が残ってるのよ」
「だよなー。うん。わたしに出来ることなら手伝うぞ」
「ありがとうv 助かるわ」
「ああ。まかせてくれ!」
「頼りにしてるわよ♪ まずは午前中にこれを片さないと…」
「…――その前に服着ていい?」
「もちろんよ♪」
「うわっ!! ととッ! ばたん!!!」
「何してるのよ、大丈夫?」
「てて… うっかりリボンの端を踏んでしまった」
「――あッ!!」
「えっ?」
「あぁーー!! 見ちゃダメだーー!!」