ささめきこと

ささめきこと　いけだたかし著　９巻（最終巻）。最高でした。
２０１２年とてつもなく素晴らしかったマンガ。暫定１位です！（苦笑）

百合をメインテーマとしてここまでの長期連載を他に知りません。
思えば、立ち読みで掲載していた読切りを偶然目にし、強く惹かれたんですよね。
そして、連載が開始すると毎月それはもう愉しみで、知人に薦めたりしてました。
アニメ化も、まさかされるとは思わず、すっごく驚きましたよ。
１クール１３話の放送で、ナカナカの良作です。
Blu-ray　box化されるなら押さえておきたい作品ですね。

９巻ですが、とても終局に向かってる雰囲気があって、
ページをめくる手が遅くなりました。
既に読んでいるんですけど、終わってしまうのが切なくて…。
丁寧に、広げた風呂敷をたたんでゆくようで、胸が一杯になり
最終話には視界がにじんでしました。
あぁ　もう　これで終わってしまうんだなぁ…。
穏やかに幸福感で満たされるようで、しかし、つづきがもうないわけで。
この結末に無事辿りつけたことに拍手を贈りたいです。
本当にドキドキしたり、せつなかったり、ニヤニヤしたり、色々ありました。
休みの日にでも、１巻から通して読み返したい気分です。

百合作品の金字塔を打ち立てたのではないかと思いますよ。
百合作品でオススメないの？と訊かれたなら、胸を張って薦められるマンガです！