眠ってるほのかと、見守るなぎさ。
文字数1794
…砂糖入れ過ぎたかも（笑）
お母さんが離してくれなくってさ～。ゴメンね
ん？
すぅ… すぅ… と規則正しい寝息を立ててるほのか。
広げたノートに突っ伏す形で眠っているみたい…
疲れてるのかな？ ほのかが居眠りなんて珍しい。
わたしの部屋だから安心してくれてるんなら嬉しいけど。
起こさないように掛布を肩にかけて、真正面に座った。
間近で見ることのあまり無いほのかの寝顔に見惚れる。
なんでもないこの時間が幸せかも。
わたしの大好きな人が、わたしの事を好きでいてくれる奇跡。
何千万、何十億といる人の中から巡り会えた大切なひと。
今、この時間、ほのかを独り占めしちゃってるんだよね。
そう思うと、なんか嬉しいｖ
目を覚ますまでこのままでいようかな？
ほどなく起きるんじゃないかって思うけど、もしもの時は泊まってもらっていいし。
その時はベッドにお姫様だっこで運ぼうっと…
でも、それだと起こしちゃうかも？ う～ん。
眠り姫を目覚めさせるには王子様のＫＩＳＳって決まってるし、
起こすのは難しくないんだろうけど…。
とりあえず、もうちょっと寝顔見てていいよねｖ？
ほのか、マツゲ長いなぁ…。羨ましい。
色白でスベスベな頬。触れちゃいけないような気すらしてしまう。
わたしなんかより肌にも気を使っているんだろうなぁ…。
洗顔料何使ってるのかな？ 化粧水や乳液のこと今度聞いてみようっと。
ほのかの眉も、堂々として凛々しくて素敵だと思う。
褒めてもあんまし喜んでくれないけど、わたしはすっごく好きだｖ
そっと頭を撫でてみる。
うぅん…とくすぐったいような声を漏らすほのか。
ドキッとした！ いけないことしちゃったかなって…
ふわっとして柔らかくも艶やかで、こしのある黒髪。
長いストレートな髪形はほのかだから似合ってるんだと思う。
前に使ってるシャンプーを聞いて、同じものを試してみたことあったっけ…
ほのかは眠っていても、美人だし綺麗だなぁ…ｖ
以前、ラブレターをたくさんもらっていたのもうなずけるよ。
わたしも今度ほのかにラブレター書いてみようかな？
どんな顔して読んでくれるんだろ？
あ、でも、誤字や脱字を赤ペンで添削して返してくれたりしたらヤだな…
まさか、そりゃ無いよねｗ
――ん？ そういえば最近ラブレターもらってるの見て無い気がする…
わたしのトコもファンです！って手紙がたまに来るだけだ。
ラブレター減ったのはいいけど、どうしたんだろう。不思議？
返事とか書かないから呆れられちゃたのかも…ね。
…ほのか、やっぱり眠ってるのかなぁ？
じぃ～～～と様子を見てみる…。
いつまでも眺めててもいいんだけど、う～ん…。
ほのか、手も綺麗なんだよね。
わたしの突き指したりマメだらけの手と違って、スラリと細くて白い
手のモデルもやれそうな指。
大きさはほとんど変わらないけれど、程よく柔らかく、女の子の手って感じ。
指を絡め握ると、その甲にキスを落とす。
ん？！ 今、ぴくってしたような？
起きてるの？
どうなのかなぁ？ 調べてみようｗ
ほのかのすぐそばにくっついて座ると、もう一度頭を撫でてみる…。
手櫛でサラサラな髪をとかし、耳元の髪をかき上げる。
そして――ほのか 大好きｖ 愛してるよｖｖ
吐息でくすぐるように甘く囁く…。
ビククッ！と反応した！
ふふふふ…
んもうっ！ 起きてるじゃん。真っ赤になってバレバレだってばｗ
それじゃあ次は、っと――
耳のふちに舌を這わせ、チロチロ舐めて、はむっと口に含む。
――くぁwせdrftgyふじこlp！！？
ガバッと上体起して、
言葉にならない悲鳴あげつつ目を白黒させ、耳に両手を当てる。
前にほのかがしたのを真似てみたんだけど、上手くできた？
抗議したくてできないような上気した顔して、上目遣いでキツい視線。
可愛いって思うのはおかしくないよね？
おはよう、ほのかぁｖ
意識して口角を上げ、にこにこ笑顔を作る。
いつから目が覚めてたの？
訊いてみれば始めに頭撫でた時だって。
それってば、結構前じゃないのー。
ホントに寝てたらキスしてあげたのにｖｖ
――そう言うと、起きてる時はしてくれないの？ だって。
おでこに口づけて、ほのかからしてくれたらもっとするよｖと答える。
…もうっ なぎさったらｖｖ
照れ笑いのその後に、ほっぺにキスをくれたｖ
わたし 今 すっごく幸福（シアワセ）ｖｖ
この想いをずっと大事にしたい。
ほのかと一緒の時間がいつまでも続くといいなぁｖ
――とりあえず、宿題のことは今考えたくないｗ
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書きかけだったものを仕上げてみました。
書き切ったのは久しぶりな気もしますが、気のせいと思いたいｗ
一人称なぎさ視点。
いつもと違う風ですがどうでしょう
