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雑記、最近萌えたことについての文と、主に三次創作(二次創作物を元に書いた文)を置いていくブログです。
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ハヤテのごとく!Cuties見ていてヒナギク萌え再燃!!
ヒナギクの事が好きな美希が好きなんですけど、全国に同士は
どのくらいいるのでしょうね…?
今回は原作でビーチバレーした時の後日談として書いてたものをUPします。
某スレッドに当時カッとして書いて投下したものが、
今頃になってブログに上げるとはまるで思いませんでしたよ(´∀`;)
Cuties5話の放送後としてもタイミング的に合致するので、そのつもりでどうぞ。
朝風理沙の視点でお送りします…。

文字数1954

ビーチバレーでヒナギクが活躍してから数日後――


なんとなく動画研究部に立ち寄ったのだが…
美希のヤツ、こっそりと一人で何をしてるんだ?
ゆっくり近付くと
「ニヤニヤ何を見てるんだい?」
カメラを手に、録画されている映像に見とれている美希に話しかけた。
「………」
ふと見るとイヤホンしてるじゃないか…。声が聞こえていないようだ。
後ろから、ひょいっとカメラを覗き込む。…なるほど。
「美希もヒナのこと好きだよなぁw」
イヤホンの音声に負けない声量で話しかける。
「ああ…、好きだvv」
そばで聞こえた声に何気なく返事する美希。
「ほほぉ~ 言ってくれるねw」
声が気になったのか、こちらに顔を向けると
「――んなっ!!?」
わたしの頭が肩の辺りにある事に気付いて、椅子から転げ落ちそうになって驚く。
イヤホンむしり取り、映像を止め
「理沙ッ! い、いつから居たんだ?」
面白いほど、慌てふためく。
「ん~、ついさっきからだけど?」
あっけらかんと答える。
「あぅぅ…////」
赤面する美希。可愛いな…。普段あまり見られない表情だ。
「あくまで、好きか嫌いかと訊かれれば、好きという事であって、え~と…――」
「わかってるって♪」
カラッとした態度で、詮索する気は無いんだと手をヒラヒラ振って話を流す。
「それ、この間のビーチバレーのだろ? 良く撮れてるじゃないか!」
「そりゃあ、抜かりはないッ!」
胸を張る美希。
「始めは一体どうした? 調子悪いのか? どうしたのだろうと心配したものの、結局ヒナは実にヒナだったな!」
ヒナギクのことを語る時の美希は上機嫌でとても自慢げだ。
「あのTシャツの脱ぎっぷりは驚きつつ、感心したな!」
と話を振ると
「あぁ、とってもヒナらしかった!」
「ヒナの水着姿、まさか見られないんじゃないかと思いもしたが、あのビキニ姿は素晴らしかった! 
 こうしてガッチリ記録させてもらった!! これは大切の保管させてもらおうッ」
カメラをギュッと抱き締める美希。
よっぽど嬉しいんだな。

 

「私がどうしたって?」
不意に現れる我等の生徒会長。
「おぉ ヒナか。今、この間のビーチバレーの話してた所なんだ。あれは大活躍だったからな」
嬉々として話し出すわたしと打って変わって
「もうっ その話はしないでよ。いい思い出じゃないんだから…」
プイッとそっぽを向くヒナギク。
「気にする事ないぞ。胸は大きければいいってものじゃない!『ナイチチ』でもいいじゃないか」
フォローする美希。
「良くないわよ! せめてもう少し… こう、ねぇ?」
そんな訴えるような目でこっちを見られても困るんだが…
「ま、これから大きくなる可能性も無いわけじゃないだろ? まだ、気を落とすのは早いんじゃないか?」
とっさに口にしたものの、我ながら苦しかっただろうか…?
「貴女はいいわよね。」
ジト目のヒナギク。目線がわたしの胸に吸い込まれる。
おいおい、そんなに見るなよ…
「それはそうとヒナ。どうしてココへ?」
不思議そうに尋ねる美希。
「今日の分の仕事片付いたから、一緒に帰ろうと思って来たんじゃない。約束忘れてたの?」
小首を傾げる。
「いや、部室にヒナが来るとは思わなかったんだ」
わたしが来てあんなに驚いてたくらいだから、誰も来るわけないと高をくくってたのだろう。
「まぁね。千桜や愛歌も手伝ってくれた分早く終わったわ。教室にいないから探したわよ」
「それはすまない…」
シュンとする美希。
「まぁいいわ。じゃあ、帰りましょ!」
「うん…v」
差し出したヒナギクの手を取り、立ち上がる。
カメラを鞄に突っ込みヒナギクの横に並ぶ美希は、ウキウキしてるのがよくわかる。
「理沙も途中まで一緒に来る?」
気を遣ってくれるヒナギクだが…
「ん? 邪魔しちゃ悪いし遠慮しとくよ」
ニヤリと美希を見て答える。
「こらーっ!」
赤くなって抗議する美希。口笛吹いてとぼけるわたし。
「??」
ポカンとしてから
「じゃあ またね♪」
軽く手を振って出て行くヒナギク。
「あぁ、また明日」
手を上げ見送る。
続く美希だったが、出口で足を止めると――
「……ありがとう」
ポツリと小声で呟き、部室を後にする。
一人取り残されるわたし。
さぁて、帰るとするか…


いつか美希の気持ちが伝わる日が来るのだろうか…?
ヒナもだいぶ鈍かったりするからな…
その時いったいどうなるのか…?
ちょっと心配であったりするのだが、果たして…

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