不意に思いついて、タイミング的に今日しかないと思ったのでした。
はい。日付的にオチがもうバレてるかもしれませんがw
『響』と「奏」の話。
文字数1086
『わたし、決めたっ!!』
「どうしたの? 響」
『プリキュアやめる!!!』
「えぇぇ~~~っ! ちょっと、なんで急に?!」
『もう決めたから!』
「理由を説明してくれなきゃわからないわ」
「これからは何でも話そうって約束したじゃない。」
「響と一緒なら、私、プリキュアも頑張れるって思ってたのよ!」
『奏がそう言ってくれるのは嬉しいけど、理由は言えない。』
「それで納得できるわけないでしょ!」
『そう言われても…』
「響、考え直して!!」
「じゃないと… 私もやめるからっ!!」
『まって! 何言い出すのよ?!』
「先に言い出したの響でしょ!」
『まったく… 奏は石頭なんだから~』
「響がいいかげんなんでしょ!」
「もうっ 知らないッ!」
『まだ終わってないから待ってよ!』(奏の手を掴む響)
「離して! 響なんて嫌いッ!!」
『なぁ~~~んちゃって♪ 今までのみんな、ウ ソ 。』
『今日は四月一日、エイプリルフールだから、言ってみたけど――』
『ね、びっくりしたw? わたしがプリキュアやめるわけないじゃん!』
『なのに奏ったら、本気にするんだもん…』
『あんまり信じるもんだから、ビックリしたよw』
「……… 」(うつむいてワナワナと震える奏)
『……ッ!』 (怒られる、と思って身構える)
「――そう…」(奏の頬を涙がつたう)
ドキッ!!
『――えっ、あの、奏… 』(オロオロとする響)
「よかっ… た…。」(泣きながら笑顔を作る奏)
ズキッ!!
「………。」
『ごめん。ホントにごめん…。泣かないでよ』(慌ててハンカチを取り出す。)
「泣いて… ないわよっ」(乱暴に手の甲で涙を拭う奏)
『そんなにショックだなんて思わなくって…』
「言っていい嘘と、ダメな嘘があるんだから…!!」
「一人になっちゃったらどうしよう…って怖くなって――」
「嘘って聞いて、ホッとしちゃって…」
「あ~もうっ、響がいけないんだからっ!!」
『悪かったってば~。もう、プリキュアやめるなんて言わないから。』
「信じられると思う?」
『わかった――…』
ガシッ!と奏の肩を掴むと
「――?!!」
ちゅっv (くちづけを落とす)
『これで許して。』
『わたし、奏とプリキュアになれて良かったって思ってるよ!』
『これからも一緒にがんばろう!』
「しょーがないんだからv 許してあげる」
『やったー!』
「そのかわり…」
『…え? まだあるの?!』
「今晩、響の家にお泊りに行っていい?」
『いいけど…。今日はお父さんも出掛けて居ないし、それでもいいの?』
「ええv なら腕によりをかけて夕飯作らなくちゃ♪」
『デザートにケーキとか?』
「任せてv」
『楽しみだなー♪』
「私もvv」
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家でお店を開いていて弟がいる奏家に対して、
海外を飛び回っている母と音楽家で忙しそうな響家では
やはり響の家の方が二人きりになれる気がしますね。
ハミィが居ますが、それはそれとして…です。
料理が得意な奏はすぐにお嫁に来てもいいんじゃないか、と思いますよ(〃▽〃)
響家で新婚さん状態な二人も妄想膨らんでしまいますw