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雑記、最近萌えたことについての文と、主に三次創作(二次創作物を元に書いた文)を置いていくブログです。
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5月ももう過ぎようとしていますね…。
今の時期、なぎさとほのかはどうしてるかなぁと妄想すると
アレコレと浮かんで来るのですが、
やっぱりイチャイチャしてるに一票です。

そんな『なぎさ』と「ほのか」の話…

約束していた時間を少し過ぎて雪城家に到着。
ほのかなら部屋にいるからどうぞ…とさなえおばぁちゃんに促された。

『こんにちはー 来たよ。ほのか』
一声掛けてから、部屋に入る。
「あ、いらっしゃい。なぎさ。」
机に向かっていたほのかが振り返る。
「もうそんな時間なのね…」
時計を見、
「ちょっとだけ待ってて… 今、片付けるわ」
広げていた物をまとめだした。
『何なに? 勉強中だった?』
「いや… 違うんだけど…」
歯切れが悪い返事。
『アレ? 封筒?!』
何気なく言った言葉に
「ダメよ! なぎさは見ちゃだめ!」
慌てた様子で書きかけの紙片と、手紙を上体で覆う。
『なぁに? 隠すと余計に気になるよw』
チラッと視線を送って
『男子宛??!』
意外な名前を目にした。知らない名前だ。
「あ!」
言われて表情を硬くするほのか。
『………。』
「勘違いしないで! なぎさが今考えたような手紙じゃないからっ!」
ざっくりとファイルに収めて、手早く仕舞い込む。
『何のこと? 勘違いも何もほのかが誰に手紙送ってもかまわないんじゃない?』
思った事をそのまま口にする。
「でも…」
「嫌な気分になっちゃったでしょ。ごめんなさい。」
なぜか謝るほのか。
『いやいや、本当に。変な意味じゃなくって
 ほのかも男子に手紙出す事あるんだなぁって思っただけだよ。』
今さっきファイルを仕舞った引き出しを見ながら
「これはね、返事なのよ。お断りの。」
言い訳のような口ぶりをする。
『別にいいってば。気にしてないから。』
「………。」
『………。』
変に重い沈黙…。
『今日、都合悪かったならわたし 帰るよ?』
大事な用があったわけでもなく、いつもと変わらず遊びに来ただけだし。
「私が好きなのはなぎさだけよ。『なぎさだけ』…なんだから!」
ひざの上でスカートを握りしめ、思い詰めたような真剣な瞳を向ける。
『うん。知ってる。』
改めて言われなくても、ね。
「………。」
ほのかの態度がちょっと気になりつつも
『じゃ、また学校でね!』
今日は帰ろうと思った。
「嫌! なぎさ 帰らないで!」
捨てられた仔猫のようなすがる目。


もうちょっと続きます…(汗)。
書き切るまで、ほの誕話2をどうぞ♪
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