夏ですね。
「夏には夏らしいことをしなくちゃいけないのよ!」と
リボン付カチューシャの似合う少女も言っていましたし、
アイスについての話をUPします!
『妖怪パンダの自分勝手団』の「ミサキえんじゅ」様に
4500HITのキリ番踏んでリクエストしたイラストがあります。
その作品を拝見して、膨らんだイメージを文にして補完したモノがコレです。
ゼヒ御覧になって合わせて読んで頂けたらと思います(´∀`;)
『なぎさ』と「ほのか」の話。
『これから遊びに行っていい?』
――そんな電話の後、10分と経たず、ほのか宅に現れるなぎさ。
『じゃ~ん! アイス買ってきたよ』
『前から美味しそうだな~って、目をつけてたんだw』
『今だけ、ダブルを頼むとトリプルにしてくれるんだよ! これは食べなきゃ損だよね』
「ありがとう なぎさv 頂くわ」
『食べよ食べよw』
パクッ
『美味しいvv』
『この甘酸っぱさのバランスだよね! 一段飛ばして三段目も味見したりしてw』
『ん? ほのか スプーン使うの?』
「え?! 変?」
『ううん。ほのからしくて上品な感じがするよ。』
ペロッ パクッ ペロッ
『大好きなほのかと美味しい物を一緒に食べる。幸せを感じるなぁ』
『1人で食べるより何倍も美味しく感じちゃうよねv』
「そうよね。なぎさが幸せだと私も幸せよv」
『あ~ 美味しかったぁ~! 』
「ほんと 美味しいわね。」
『あれ、ほのかまだ二段目?』
「うん。味わって食べてるの」
『………(じぃ~~)』
『ねぇ… お願いがあるんだけど…』
「なぁに?」
ぎゅっ (後ろから抱き締めて)
『一口でいいから 食べたいなぁv』
「なぎさはもう食べたでしょ。あんまり一度に食べたらお腹壊すわよ」
『だからさ、一口だけ。ほのかの分まで食べたりしないよ~』
ふにっ (下がってきたなぎさ、腰に手を回し、ほのかの胸に顔を埋める)
「きゃっv」
『いいでしょ?』
「うん。いいけど…」
『やった!(顔を上げる)』
「はい、どうぞ(手のアイスをなぎさに差し出す)」
『………』
「??」
『ね、ほのかv 食べさせてv』
「――え?!」
「もうっ すぐに甘えるんだからぁv」
『いいじゃんいいじゃんw 二人きりの時は甘えさせてよぉ』
「しょうがないんだから… はい、あ~んv」
『あ~ん』
ひょい。(空振りのなぎさ)
『?』
「うふふ…」
『あ~ん』
ひょい。(やっぱりアイスは口に入らない)
バッ バッ! バッ!!
ひょい ひょいっ ひょいっ
『ほのか さん?』
「www(にこにこ…)」
『――って! ほのか、たれてるっ!!』
「…へ? きゃっ!!」
『服 つくよ! ジッとして』
ペロン
「!?」
『もー、ゆっくりたべすぎだ…――』
「………/////(カーーー)」
『――…よ』
『………/////(あ、あれ…?)』
「………(ドキドキドキ)」
『あはは… ごめんね。ほのか/////』
「ううん。気にしないで… 大丈夫よ/////」
『ホント? 顔、真っ赤だよ?』
「なぎさも でしょう?」
『………(ほのか かわいいv)』
『あのさ… 食べて いい?』
「え? ええ、どうぞ。だいぶ溶けてるけど…」
『いっただきまぁ~すvv』
「――きゃっ?!!」
どさっ! (ほのかを押し倒すなぎさ)
「だめ…よ!」
『ほのか いいって言ったよv』
「それはアイスのことで…――」
コンコン (襖を軽く叩く音)
「ほのか、ジュースを用意しましたよ。あらっ?」
「お、おばぁちゃま!? 違うの、これはアイスをこぼして…――」
「うふふ。ジュース、ココに置いておきますね。なぎささん、ごゆっくり…(にこにこ)」
「誤解なのよ、ちょっと、その、アクシデントでたまたま…」
「わかってますよ(にこにこ)」
お盆を置いて行ってしまう。
「………(わかってくれたかしら?)」
『許しも出たし、じゃあ続きをしよv』
「あ、だめぇ…v」
『イヤだった?』
「なぎさ。よく見て!」
『………(よく見るって――ゴクリ。)』
「わかった?」
『うん。ほのか、美味しそうだよv』
「違うでしょっ!!」
「もうっ アイスでべとべとになっちゃったじゃない…」
『ごめん。調子に乗りすぎちゃった…』
「シャワー浴びて着替えてくるわね。ちょっと待ってて」
『あ、わたしも行くよ♪』
「…そうね、なぎさの服も少し汚れちゃったものね」
『お詫びに、わたしがほのかの体洗ってあげるからねw』
「そう言ってまたエッチな事しようと思ってるんでしょ~」
『しないしない! 約束するからさ。ね、一緒に入ろvv』
「………。約束よ!」
後日
『今日はカップアイス買って来たんだー! 一緒に食べよv』
『ほのかはどれがいい?』
「えっ?! こんなに?」
『だって、二つに選べなかったんだもん』
「一度に食べるとお腹壊しちゃうって前も言ったわよ」
『う゛っ!! 忘れてないよ。ホントだよ;;』
「もうっ 今日は一つづつ食べて、残りは冷凍庫に入れておくわね」
『え~と… それじゃあ、ティラミスにしようかなw ガトーショコラかなぁ』
「(子供みたいなんだからvv)私はメープルクッキーにするわ」
『それもいいなぁ…』
「半分こしましょ。だから、なぎさも早く選んで。溶けちゃう…」
アイス仕舞って、戻ってくるほのか。
『美味し~いv ほのかも食べてごらん。ほら、あ~ん♪』
「あ~ん…」
ひょい (ほのかの口からそれるスプーン)
「――!?」
『えへへ この間のお返しw』
「なぎさ~v」
『ごめんごめんv』
「なぎさがそーいう事するなら、アイス半分あげないわよ」
『ほのか ごめん。怒んないでよ…』
「別に怒ってないわ」
『………。』
「………。」
『 ほ の か v』
ぱくっ (アイスを口に含む)
ガシッ!(ほのかの肩を押さえて)
「――ッ!! ん、んん~v んはぁ んっ んぁ んっ …はぁv////」
『ねv 美味しいでしょ♪』
「美味しかった… けど…」
『けど?』
「普通に食べさせてくれても…////」
『次はそうするね。ほら、ほのかも食べないと!』
「うん。」