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雑記、最近萌えたことについての文と、主に三次創作(二次創作物を元に書いた文)を置いていくブログです。
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キュアホワイト愛にあふれているブログ『*white kick*』を開設されてます
大ファンの「ねこやなぎ又三郎」様に贈った文です。
チョコレートにまつわるなぎさとほのかの話。
二人が向かった先での出来事。
文字数1915
 


シャイニールミナスであり、後輩の九条ひかりに御呼ばれして
タコカフェへとやって来たなぎさとほのか。

「こんにちはー」
声を合わせて挨拶。
「いらっしゃいませ。なぎささん、ほのかさん!」
笑顔で迎えてくれる髪を一纏めにした金髪の少女。
「待っていたんですよ~」
声を弾ませる。
「どうしたの?」
なぎさの問いかけに
「ちょっと座って待っていてください。」
いそいそと奥に引っ込むひかり。
「なになに? 何か出てくるの?」
「なにかしら?」
ひとまず腰を下ろし、ひかりの向かった先に視線を送る。
たたたっ――と『如何にも』な箱を手に戻る。
「これは?」
期待を胸に尋ねるなぎさ。
「どうぞどうぞ。開けてみてください」
促されて置かれた箱を開く。
「今日はチョコレートを贈る日らしいので、作ってみたんです…。
 二人で召し上がってくださいvv」
「わ~~!! チョコレートケーキだよv ほのかっvv」
興奮ぎみになぎさ。
「すご~い。とっても美味しそう…。」
瞳を輝かせるほのか。
それはパティシエも顔負けな見事なケーキ。
ホワイトチョコで『なぎささん ほのかさん 大好き』と書かれて、
スライスチョコとチョコクリームが踊っている。
「お二人に喜んでもらおうと思って、がんばっちゃいました!」
満面の笑みのひかり。
「なぎささん ほのかさん。さぁどうぞv」
「ありがとう、 ひかり。 いただくねv」
「ありがとう。なんだか食べるのがもったいないわね。」
感謝を伝え、フォークを手にするなぎさ。
微笑むほのか。
「今、切り分けます。」
ひかりがケーキナイフを用意するも
「いいよいいよ。このまま二人で食べよvv」
ほのかにウインクするなぎさ。
「え?」
キョトンとするほのか。
「だって、ほら。1ホールそのまま食べることなんてあまり無いよ」
「一度、そうやって食べてみたかったんだぁ~♪」
「もう なぎさったら…v」
子供みたいに無邪気な顔をされては断れない。
「いただきま~す♪」
そっ、とフォークを突き立てて、すくうように一口分切り出す。

ぱくっ

「――ん?」
マユをひそめる。
なぎさを見つめてドキドキなひかり。
「…んん?!」
じっとほのかもなぎさの次の言葉を待つ。
胸の前に持ってきた手に力がこもるひかり。どきどきどき…
「これは――」
「どうですか? お口に合いませんでしたか?」
今にも泣きそうな顔のひかり。
「んんっまぁぁぁいい♪♪」
立ち上がると、天にも届きそうな声を上げるなぎさ。
「良かったぁ…」
胸を撫で下ろして安堵のひかり。
「なぎさっ。大袈裟なんだからぁ~」
ちょっぴり苦笑いのほのか。
「だって、本当に美味しいよ!」
「ほらほら、ほのかも食べてみなよっ。あ~んv」
先程と同様にフォークのケーキをほのかの口元へ。
「え? えぇ~??」

にこにこv (天使の笑み)

「あ~ん…」
恥かしがりながら受け入れる。

ぱくっv

「美味しいっvv」
頬に手を当て、感激のほのか。
「でしょでしょ! ひかり、もうプロ級の腕前だよ!」
「そんなことないです。まだまだですよ!」
手をパタパタと振り、
「私なんて、アカネさんに教えてもらってやっとです。」
「ケンソンしなくて大丈夫だよ」
「ホントいくらでも食べれそうだし、食べたいよ~」

ぱくぱく

「チョコレートが甘過ぎなくて… このキウイや苺の酸味。さわやかでいいね。」
「あれ? リキュールか何か入ってない?」
「はい。オレンジリキュールが小さじ一杯。よくわかりましたね。」
感心するひかり。
「まぁねw 刻んだナッツも風味豊かだね。」

ぱくぱくっ

「おいし~v しあわせ☆」
もう夢見心地で手が止まらない。
「なぎさ、そんなに慌てなくても大丈夫よ♪」
「だってさぁ~。こんなに美味しいのなんて、そうそう食べられないからさっ!」
「ほら、ほのかも食べなよ~。無くなっちゃうよ」
「うんv」

ぱくっ

(なぎさ、完全に体重の事とか頭にないみたいね…)
「ひかりさん。残った分、家に持って帰ってもいい?」
「おばぁちゃまにも食べてもらいたいの」
「もちろんですよ。なぎささんもそうするよう、用意しますよ」
「『残ったら』お願いね♪」
「もうっv」
呆れ半分。そんな無邪気なトコロも可愛くて仕方ないほのか。
「あの、お飲み物はいかがですか?」
なぎさの食べっぷりに見蕩れて、忘れていたことに気付く。
「そうね…」
小首を傾げる。
「じゃあ… なぎほのすぺしゃるっ!」
ほのかより先に答えるなぎさ。
「――え~っ!!」
驚きを隠せない。
「…ダメ? ほのか」
「う、ううん…。いい…けど…」
「決まりねッ!」
ニヤリと笑う。
「え~と、フルーツミックスジュースにフロート乗せ、ストロー二本のアレですか?」
「そうそうw」
「ちょっと待ってください。すぐ作ってきますっ!」

たたたっ…と背を向け、調理に向かうひかり。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ネットでケーキを見て回って、とっても食べたくなって困りました(笑)。
ひかりの作ったのはガトーショコラ、ザッハトルテではなくて、
ややクリスマスケーキに近いチョコレートでコーティングしないタイプ。
ココアスポンジにチョコクリームであしらって、フルーツを添えた物のつもりです…。
シンプルな物より、あれもこれもと加えて頑張った感じだろうなぁと。
ココで書いても言い訳ですが…。

贈った文にすこぉし手を加えています。
次でこの話は終了。
 

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