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雑記、最近萌えたことについての文と、主に三次創作(二次創作物を元に書いた文)を置いていくブログです。
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美墨なぎさ 誕生日 おめでとう!!

何歳になったのか? それは各人の胸の内、という事で。
「ふたりはプリキュア Max Heart」の最終回が中学校卒業だったので、
感覚的には二人は高校生のイメージが自分はあるのですけれど。
ずっとずっと…ラブラブな二人でいて欲しいなぁ。

それでは、『なぎさ』と「ほのか」のイチャイチャな一日。
なぎさ誕生日の朝から始まります…。文字数3794


10月10日 なぎさの部屋 AM7:20


「ねぇ、なぎさ。起きて! 朝よ」
「ん~… もうちょっと、あと5分だけ…」
寝返り打って、ほのかに背を向けるなぎさ。
「な ぎ さ ! 眠いのはわかるけど、遅刻しちゃうわよ!」
「………」
再び、まどろみの中に戻ろうとする。
「起きないと、キスしちゃうんだからv」
「………」
ブレザーを畳んで机の上に置くと、スカートのシワを気にしつつベッドに寝転がる。
「起きないの?」
吐息がかかるほどの近さで最終確認すると、

ちゅっv

唇を重ねた…。
――ただし、なぎさの鼻をつまみながら。
「んんっ?? んぁ!? ん~~!!」
息ができないなぎさが暴れる。
「ふふっv」
悪戯っぽく笑い。離れるほのか。
「はぁ はぁ はぁ…」
ばっちり目を開き、息を吸い込む。
何事かと見回し、ほのかの姿を確認。
「ほ、ほのかぁ? なんで居るの??」
不思議そうな表情を浮かべる。
「おはよう なぎさv」
「あぁうん。おはよう ほのか」
笑顔のほのかに戸惑いながらも挨拶を返す。
「なぎさが『おはよう』から『おやすみ』まで一緒がいいって言ったんじゃない。」
「あぁ、…そうだったね。――って、今何時?」
「7時半になった所よ」
「えぇっ!? ホントに?」
驚きの声を上げる。
「ウソなんて言わないわよ」
お落ち着き払い答えるほのか。
「すぐに支度済ませるから、リビングで待ってて!」
ベッドから飛び起きるとなぎさは着替え始めた。
「うん。急いでね」
バタバタと慌ただしく動いているなぎさを横目に、リビングに移動するほのか。


「お、お待たせっ!」
制服姿で鞄手にし、現れるなぎさ。
「もう! いつもギリギリなんだから! 雪城さんまで遅刻したらどうするの!」
「わかってるよ! 時間ないからもう行くからっ!」
面倒臭く返事して、出て行こうとする。
「待ちなさい! 牛乳だけでも飲んで行きなさい。あと おにぎりあるわよ。」
一口。二口。三口…。あっという間に食べ、牛乳を飲み干す。
「行こう、ほのか」
ぐいっと口の周りを拭って、
なぎさの食べっぷりに見蕩れるほのかを促して出て行く。
「だいじな大事なお弁当忘れているわよ!」
弁当箱を掲げる母、理恵の声は聞こえていないかのよう。
「あ、私が渡しておきます」
両手で受け取る。
「ごめんね、雪城さん。なぎさをよろしくね。」
「はい。任せてください」
なぎさの後を追い、玄関を出るほのか。


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 登校途中 AM7:47
 
「もうっ お母さんたらわかっている事わざわざ言うんだからー!」
「わたしだって、もう子供じゃないんですからね!」
不機嫌モードのなぎさ。
「なぎさのこと心配しているのよ。はい、お弁当。」
眉を八の字にして、差し出すほのか。
「ありがと」
お弁当受け取って、御礼を言う。
「あれもこれもと気を配ってくれて、そばに居てくれるお母さん。羨ましいわよ」
「――あ、ごめん。ほのか…」
ハッとして謝る。
「ううん、大丈夫よ。
 私にはおばぁちゃまがいるし、 お母さんやお父さんともよく話はしているのよ。」
「そうなんだ」
「そうよ。」
全く気にはしていない様子。
「――なぎさ、ちょっと待って!」
「何?」
立ち止るなぎさ。
「リボン曲がっているわよ。急いで適当にしたんじゃない?」
「うっ!」
いたずらがバレた子供みたいな顔をする。

シュル… ススッ 

手早く解いて結び直すほのか。
「はい! できあがり。」
「ありがとう ほのかv」
「どういたしましてv」
微笑み合う二人。


「なぎさ、登校する時いつもこんな風景を見てたのね」
「この時間にこの道を歩くなんて初めて。とっても新鮮な気がするわ。」
ちょっぴり大袈裟に言うほのか。
「わたしはとっくに見飽きちゃったけどね~」
うって変わってあまり関心を示さないなぎさ。
「でも、季節が移ろうと見える世界も人も、少しづつ変化してゆくものよ。」
「忙しさに負けて、その世界の変化を見過ごすのはもったいないと思うわ。」
「つまり、遅刻寸前で駆け抜けて行くんじゃなくて、
 余裕を持って登校しましょうってこと?」
「よくできましたv」

なでなでv

なぎさの頭を撫でる。
「う~~…」
口を尖らせるなぎさ。
「うふふv」
嬉しそうに笑うほのか。


「そういえば…、ほのかは昨晩はよく寝られた?」
「ええ。普通よ」
「わたしさ、色々考えていたらなんだか眠れなくって…」
「それにしては、気持ち良さそうに見えたけど?」
「うっ。」
いつになく鋭いツッコミ。
「あ、あれにはちゃんと理由があるんだよ!」
「ふ~ん…」
「ホント、本当だよ。」
バツが悪くて話題を変えるなぎさ。
「それで…今日なんだけど、おはようを言いに来てくれたってことは――」
「この前の返事ってOKなの?」
ドキドキしながらほのかの返事を待つ。
「うん。特別な日なんだから、私のお好きなようになさいって。」
「おばぁちゃま お泊り許してくれたわよv」
「やったー☆」
コブシ振り上げ、ガッツポーズ。
「それで、一緒にいるだけでいいの? 今日はどうしたらいいの?」
「なぁ~んも。ほのかはいつも通りでいいんじゃない?」
「そうなの?」
「そうなのっ!」
 
 にっこりv
 
満面の笑みのなぎさ。


「――それじゃ、まずは…」
「ほのか、手を出して」
「こう?」
 
 ぎゅっv

はてなマークを浮かべたまま手を出したほのかの手を握る。
「――!?」
「ほのかの手 あったか~い。」
「え?」
キョトンとするほのか。
「さ、行こうv」
そのまま歩き始める。
「手をつないで登校するのぉ~?」
「そうだよ。」
「………恥かしいわ////」
「だいじょうぶ大丈夫v 普通にしていたら変じゃないと思うよ。」
「でもぉ…」
「だいじょうぶだからっvv」
「ほら、ゆっくりしてたら時間が大変なことになってるよ!」
「えぇっ!!」
時計を見てビックリしてしまうほのか。
「急ごうよ!」
手を取って走り出す。


______________________________________________________________________________________________________________
 
ベローネ学院女子高等部中庭 PM1:22
 

「ほのか あ~んv」
タコさんウィンナーをほのかの口元へ持っていく。
「………。」
恥ずかしさでためらうほのか。
「ほらほら、口開けてっ!」
その行動を嬉々として愉しんでいるなぎさ。
「あ~ん…////」
仕方がなく口を開ける。

 ぱくっ もぐもぐ…

塩辛いとは言えず、ウィンナーと一緒に言葉を飲み込む。
 
「今度はわたしの番。」
「あ~んv」
笑顔で大きな口を開けるなぎさ。
「もうっ なぎさったら////」
里芋の煮物を一つ摘み口元へ運ぶ。
「あ~ん…」
 
 ぱくっ もぐもぐ
 
「優しい味がするね」 
満足気ににっこり微笑む。
 
「ほのか あ~んv」
今度はミートボールがほのかに迫る。
「あ~ん…////」
覚悟を決めて素直に食べさせてもらう。

 ぱくっ もぐもぐ…

意外。これは普通に美味しい。
 
「なぎさ…。気のせいかしら、
 なんだか見られている気がして落ち着かないんだけど。」
「気にしない、気にしない~」
「それより、どう? 美味しい?」
ニコニコ顔で聞くなぎさ。
「ええ、丁度いい味付けと思うわよ。うん。」
「えへへ…。実は今日のお弁当。特別にわたしが――」
「なぎさが作ったの? いつの間に??」
「半分だけなんだけどね~♪」
「ほら、寝られなかったって言ったでしょ?」
「うん。聞いたわ」
「それなら、お弁当作ってほのかに食べてもらおうって、張り切ったんだ。けど…」
「だけど…?」
身を乗り出してなぎさの話に聞き入る。
「作ってるうちに眠くってどうしようもなくなっちゃって――」
「そんなんじゃ危ないから、少し寝なさいってお母さんに止められちゃったんだ」
苦笑いするなぎさ。
「そうだったの…」
「たしかに手元がおぼつかなかったり、フライパン手にしたままウトウトしちゃ、
 そりゃあ危ないもんね。」
「じゃあ、私がお邪魔した時って、その二度寝した後だったの?」
「そうだよ。ギリギリまで寝てるから、起こしてってお願いしてたんだ」
「言ってくれれば、もう少し優しく起こしてあげたのにv」
「あはは…。そうだね」
「(それってどういう風に起こしてくれるんだろう…vv)」

「なぎさ ありがとうv」
「へ?」
「だって、なぎさが私の為に頑張ってお弁当作ってくれたことなんて、
 初めてでしょう。」
「すごく 嬉しいv」
「いやいや全然だよw だって半分だもの。」
「そんなことないと思うわ」
「そう、なのかなぁ…」
照れくさくなって目線を逸らす。
「ま、それは置いておいて、ほのか もっと食べてみてよ!」
「ほらっ この玉子焼きなんてきっと美味しいよv」
「あ~んv」
一口サイズにした玉子焼きをほのかに。
「あ~ん////」
 
 ぱくっ もぐもぐ…

「どうどう?」
ほのかの感想に興味津々。
「ダシが効いていて美味しいわ」
「でしょでしょ! 愛情込めて焼いたんだよ!」
得意になるなぎさ。
「――でも、込め過ぎてちょっと焦げてる所は、なぎさらしいわねv」
「それは言わないでよ~」
「うふふ…」
「あはは…」

チャイムが鳴るまでのしばらくの間、幸せなお昼休みを堪能する二人。



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まだまだ、つづきます…(´ー`)
この後、放課後なわけですが…
構想の半分まで行っていないんですけどw
書き直しの方が多いくらいになってしまいました…。

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